Book 24 Holes

語数:  46,938
難易度: ★★★☆


誤った窃盗容疑をかけられてしまったスタンリーがCamp Green Lakeの少年院で課せられたのは・・・毎日炎天下の中大きな穴を1つずつ掘ること。

遂に来ました。

多読をする方にとって、登竜門的な本となっているのがこのHolesです。

途中途中、正直難しかったです。100%理解じゃないにしても、なんとか話の脈をたどれるレベルで最後まで到達した感じ。

 

特に読み始めは少し辛いですが、お話が後半になるにつれて、序盤にある布石が徐々に線と線で結ばれていきます。


アマゾンのレビューにもあるように、

"It's a strange story, but strangely compelling and lovely too."

まさにこれです。
現実世界のお話ではない。でも、ハリーポッターのような魔法の世界でもない。
ちょっとずつ、何かがおかしい。

これまで読んできた23冊のレベルからは大きく背伸びをしました。
この本の難しいところは、この「何かがおかしい」というところをきちんと読み取れるかどうかだと思います。
突然時代背景が変わりますし、そこで重要な布石を読み飛ばしてしまうと、後戻りができません。
平然を装って、淡々と書かれている作風故に、読み飛ばしてしまいそうになります。

でも良いんです(笑)
まずは大意が取れて、楽しめれば。

私自身この先も更に無謀な読み方をしますが、結果として読み切ることができれば問題ないという確信に至っております。

Holes、オススメです。